タイトル「2017年度 経済学部シラバス」、フォルダ「2017年度 経済学部シラバス
シラバスの詳細は以下となります。
科目名   都市産業論  
担当教員   藤田 和史  
対象学年     クラス   E1  
講義室     開講学期   後期  
曜日・時限   木1   単位区分    
授業形態   講義   単位数  
準備事項    
備考   標準履修年次  2・3年次  
科目名(英語表記) Studies of Industrial Agglomeration in Urban Areas  
授業の概要・ねらい 産業集積は,1980年代以降世界各国で注目を集めてきました.そこには停滞する先進国経済,行き詰まったフォーディズムなど様々な原因がありました.そのような状況を打破するコンセプトとして,好調なパフォーマンスを維持する産業集積に注目が集まったのです.日本でも1990年代に入ってから,バブル崩壊後の疲弊する経済状況を打開する策として注目を集めてきました.しかし,学問上の産業集積は「学」ではなく「論」のままでとどまっている状態です.なぜなら,理論構築の素材となる実例が,時間・空間・対象によって異なり,未だ論争の終着点を見いだしていないからです.この講義では,広く耳目を集めた産業集積について,理論的な解説と具体的政策,そして背景の異なる地域で展開する実際の集積を概観しながら,日本における産業集積の課題を探っていきたいと思います.  
授業計画
内容
1ガイダンス
2産業集積の理論1:集積の考え方と古典的集積論
3産業集積の理論2:第二の産業分水嶺と新産業集積論
4産業集積の理論3:国レベルの産業立地政策(全総と新全総)
5産業集積の理論4:国レベルの産業立地政策(三全総以降の産業立地政策)
6産業集積の理論5:地域レベルの産業立地政策
7大都市圏の産業集積1:京浜工業地帯のあらましと形成過程
8大都市圏の産業集積2:大田区の機械工業集積と仲間取引
9大都市圏の産業集積3:アニメーション産業集積の現状
10大都市圏の産業集積4:アニメーション産業と労働市場
11地方の産業集積1:諏訪地域のあらましと形成過程
12地方の産業集積2:諏訪地域の機械工業の変容と現状
13地方の産業集積3:伊那谷のあらましと形成過程
14地方の産業集積4:伊那谷の工業の変容と現状
15講義のまとめ
 
到達目標 産業集積について,理論および政策の面から理解していること.また,具体的な産業集積を知った上で,国内の産業集積が抱える課題について理解することができること.  
成績評価の方法 試験(90%)と講義中の小作業(10%)によって評価します.
 
教科書 特に定めません.  
参考書・参考文献 関連する主な参考文献は以下の通りです.また,その都度照会します.

青山裕子ほか著 小田宏信ほか訳 2014. 『経済地理学キーコンセプト』古今書院.
小田宏信 2005. 『現代日本の機械工業集積-ME技術革新期・グローバル化期における空間動態-』古今書院.
水野真彦 2011. 『イノベーションの経済空間』京都大学学術出版会.
Scott, A. J. 2006. Geography and Economy. Oxford University Press: New York.  
履修上の注意 ・メッセージ 興味があれば,以下の洋書にも目を通してみると良いでしょう.
Clark, C. L., Feldman, M. P. and Gertler, M. S. 2000. The Oxford Handbook of Economic Geography. Oxford University Press: New York.
本講義では2/3以上の出席を求めます.出席は原則としてシステムで管理しますが,コメントシートも随時併用します.  
履修する上で必要な事項  
受講を推奨する関連科目 経済地誌,都市政策,産業政策,地域政策,日本経済史など  
授業時間外学修についての指示 準備学習と復習に相当な時間,さらに授業内容に関連する課題に関する調査・考察に相当な時間,自主的に学習することが必要である.その回に解説した内容について,毎回きちんと復習してもらうと良いと思います.  
その他連絡事項  
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