タイトル「2017年度 経済学部シラバス」、フォルダ「2017年度 経済学部シラバス
シラバスの詳細は以下となります。
科目名   国家基盤づくりに係る土地・家屋の調査  
担当教員   土地家屋調査士会  
対象学年     クラス   E1  
講義室     開講学期   前期  
曜日・時限   火4   単位区分    
授業形態   講義   単位数  
準備事項    
備考    
科目名(英語表記) Official Survey on Land and Housing value in Japan  
授業の概要・ねらい 土地や建物は我が国の法令上「不動産」と定義され、国民の貴重な財産であるとともに、国家の基盤でもあり、誰もが重要なものであると認識していることは言うまでもありません。また、不動産以外のものは動産であり、不動産と動産とでは法令上まったく異なる取り扱いがなされます。しかし、多くの国民は不動産と動産の違いや不動産とはどういうものであるかについて正確な知識を持っているとはいえません。
 わが国の法令下では、不動産たる土地と建物は個別に所有権の対象となり、所有権者(所有者が誰であるのか)や不動産の物理的現況(その不動産はどこにあるどういうものであるのか)といった重要な情報については、誰もがわかるように登記をして公示(情報公開)をすることで、大切な不動産の取引の信頼性を確保したり、税の公平性を確保したりして、国家の基盤がつくられています。そして、不動産の正確な物理的現況を不動産登記簿上に反映するために、「不動産の表示に関する登記」の手続きが不動産登記法令により定められています。
 近年、日本国内では空き家をはじめ現に利用されていない土地や建物の急増が大きな社会問題となっています。このように不活性化した不動産の問題解決においても不動産登記制度の活用が期待されており、その登記制度の基礎となる不動産の物理的現況の正確な把握と公示、すなわち国家資格者たる土地家屋調査士が業とする「表示に関する登記制度」の充実が、ますます重要性を増しています。
 本講座では、国民の生活と経済活動に不可欠な国家の基盤でもある不動産について、現役の土地家屋調査士が講師となり、民法および不動産登記法における基礎的な知識と、その調査・測量および登記手続き、更には土地境界問題を解決する手続き等を学びます。また、良好なまちづくりを進めていくために現場で活躍する実務家の見地から土地の境界と不動産の表示に関する登記等の解説を通して、国家基盤たる地図整備事業や境界問題解決に欠かせない土地家屋調査士の業務を学びます。  
授業計画
内容
1ガイダンス                                担当講師 片岡聖佳
~マンガでわかる土地家屋調査士~
2国家基盤の礎「表示の登記」の調査実務             担当講師 仲谷雅弘
~法務局へ行ってみよう!登記簿の編成、登記情報の見方~
3日本の土地制度と歴史的沿革                    担当講師 西端俊彦
~境界はいつからどのようにできたのか~
4土地の登記                               担当講師 西端俊彦
~土地とは一体なんだろう?~
5土地に関する表示の登記                       担当講師 鳥崎寛司
~その実務と実際~
6地籍整備、不動産登記法14条の地図               担当講師 西端俊彦
~災害後復興から事前復興を目指して~
7地籍整備に必要な測量に関する理論と実務           担当講師 片岡聖佳
~これでバッチリ、登記所に備える図面の見方~
8境界論                                  担当講師 嶌村拓滋
~公法・私法の境界、占有境界、登記との関係~
9建物に関する表示の登記(普通建物)               担当講師 山下隆士
~登記できる建物の認定 これ建物なのですか?~
10建物に関する表示の登記(区分建物)               担当講師 正井利明
~今住んでいるマンションは一体だれのもの~
11和歌山大学の不動産                          担当講師 片岡聖佳
~私たちの大学の不動産を考えてみよう~
12まちづくりにかかせない不動産に関連する各種の法律     担当講師 嶌村拓滋
~各種法律からみる不動産取引の実務~
13筆界特定制度と境界確定訴訟                   担当講師 仲谷雅弘
~都市再開発を円滑に進めるために~  
14境界問題相談センター(ADR)での取り組み           担当講師 正井利明
~まちづくりの弊害を防げ~
15まとめ                                    担当講師 仲谷雅弘
~都市基盤情報と登記制度の未来~
 
到達目標 ①不動産登記法の役割と仕組み及び不動産に関係する民法の基礎知識を理解し説明することができる。
②不動産の表示に関する登記等の解説を通して、土地家屋調査士の業務と社会的な役割について理解し説明することができる。
 
成績評価の方法 各回のレポート課題50%、期末レポート50%、但し8回以上欠席した場合は、レポートの得点に関わらず失格とする。特に成績が優秀な者には表彰状を授与する。  
教科書 各回、担当講師が配布するレジュメを使用する。  
参考書・参考文献 必要な場合は適宜、指示する。  
履修上の注意 ・メッセージ 各回、レポート課題の提出がない場合は、欠席扱いとなるので注意すること。学生カードでの出席通知は考慮しない。尚、授業に出席せず代理によってレポートを提出するなどの不正行為が発覚した場合、関与した者双方につき、本講義の単位認定を無効とする。
私達は不正行為に対し、厳正な態度で臨む方針です。
授業中に講師がする質問や課題に対して、積極的に参加、解答した学生にはポイントを加点することがある。  
履修する上で必要な事項  
受講を推奨する関連科目 法律学概論、民法(総則・物権・債権総論・債権各論)を順次受講することが望ましい。ただし本講義はこれらの知識を前提とするものではありません。  
授業時間外学修についての指示 講義時間内にて理解可能な内容となるよう工夫しているが理論・専門用語等、不明な点が生じた場合には出席レポートまたは口頭にて質問してください。質問内容への回答は後日Q&A文書としてLive Campusに掲示する方法となる場合があります。講義内で紹介する調査手法や各種公開資料等については各自で研究し、就活・卒論等に活用してほしい。  
その他連絡事項  
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