タイトル「2017年度 経済学部シラバス」、フォルダ「2017年度 経済学部シラバス
シラバスの詳細は以下となります。
科目名   社会思想史  
担当教員   橋本 直人  
対象学年     クラス   E1  
講義室     開講学期   前期  
曜日・時限     単位区分    
授業形態   講義・演習   単位数  
準備事項    
備考    
科目名(英語表記) History of Social Thought  
授業の概要・ねらい 我々の生きる近代という時代と社会について考える上で、基礎的な理論枠組を提示した重要な思想家の一人が、ドイツの社会学者マックス・ウェーバーである。
この講義ではマックス・ウェーバーの理論から、特に現代でもしばしば参照される重要な論点を概観する。そしてこれらの議論を通じて、主体としての人間が作り出した近代社会のあり方と、その近代社会において人間がたどる運命とを批判的に捉える視点について理解を深めたい。  
授業計画 日程:8/19(土)2~4限・21(月)2~5限・23(水)2~5限・25(金)2~5限
内容
1はじめに――近代批判と理性批判
2近代人の自由と合理性――ウェーバーの方法論(1)
3「神々の闘争」と「価値自由」――ウェーバーの方法論(2)
4近代資本主義の「合理性」――『プロテスタンティズムの倫理』(1)
5資本主義の「精神」と「伝統主義」――『プロテスタンティズムの倫理』(2)
6「予定説」への応答としての労働――『プロテスタンティズムの倫理』(3)
7「禁欲説」ウェーバーと「解放説」ゾンバルト――『プロテスタンティズムの倫理』(4)
8補論:「予定説」の引き起こす「不安」――エーリッヒ・フロムの理論
9「精神なき専門人、心情なき享楽人」――『プロテスタンティズムの倫理』(5)
10人はなぜ命令に従うのか?――ウェーバーの官僚制論(1)
11合法的支配と官僚制――ウェーバーの官僚制論(2)
12現代社会は官僚制化する――ウェーバーの官僚制論(3)
13いわゆる「鉄の檻」――ウェーバーの官僚制論(4)
14組織への埋没――ウェーバーから現代へ:アイヒマン裁判の事例から
15現代の社会理論からの応答――まとめにかえて
 
到達目標  マックス・ウェーバーの理論は、「価値自由」「職業・労働倫理」「官僚制」などの概念を中心に、現在の経済理論書などでも言及されることが少なくない。これらの概念やその背後にある思想を理解することで、受講生の皆さんが、たとえば経済理論書の学説史に関する部分を読み込めるようになることがこの講義の到達目標である。  
成績評価の方法  この授業は集中講義として行なうので、各講義日の最後に授業内容のコメントを提出してもらう。そして最終日にテストを行なう。
 最終日を除くコメント3回分を各10%、最終日のテストを70%の割合で評価する。  
教科書  教科書は特に用いない。原則として毎回資料を配布し、資料に沿って講義を行なう。  
参考書・参考文献  講義中の参照文献などはそのつど指示するが、この講義全体に関する参考文献としては以下を挙げておく。予習しておきたい受講者は以下の文献を読んでおくと理解が容易になるだろう。
 ◆マックス・ウェーバー自身の主な著作は以下の通り。
  尾高邦雄訳『職業としての学問』岩波文庫
  富永・立野訳、折原浩補『社会科学と社会政策に関わる認識の「客観性」』岩波文庫
  大塚久雄訳『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』岩波文庫
  世良晃志郎訳『支配の社会学(Ⅰ・Ⅱ)』創文社
  中村貞二他訳『政治論集(1・2)』みすず書房
  脇圭平訳『職業としての政治』岩波文庫
  ◆マックス・ウェーバーについての解説書・入門書は以下を参照。
  安藤英治『マックス・ウェーバー』講談社学術文庫
  住谷一彦『マックス・ヴェーバー 現代への思想的視座』NHKブックス
  徳永恂編『マックス・ウェーバー 著作と思想』有斐閣新書
  大塚久雄『社会科学の方法』岩波新書
  山之内靖『マックス・ヴェーバー入門』岩波新書
  長部日出雄『二十世紀を見抜いた男 マックス・ヴェーバー物語』新潮選書  
履修上の注意 ・メッセージ  
履修する上で必要な事項  
受講を推奨する関連科目  
授業時間外学修についての指示  
その他連絡事項  
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