タイトル「2017年度 経済学研究科シラバス」、フォルダ「2017年度 経済学研究科シラバス - 専攻共通科目群
シラバスの詳細は以下となります。
科目名   アグリビジネス実践特殊問題  
担当教員   河村 能夫  
対象学年     クラス   E1  
講義室     開講学期   後期  
曜日・時限   月4   単位区分    
授業形態   講義・演習   単位数  
準備事項    
備考    
科目名(英語表記) Specific Issue of Practicing Agribusiness Management  
授業の概要・ねらい 本講座の目的は、経済のグローバル化が進む中での.アグリビジネスのあり方に関する基本的知識を習得することである。経済グローバル化のプロセスでは、アグリビジネス の基盤である農業生産とその産出である農産物に関しては、国際摩擦のシンボルとなる傾向が強く、合意形成も難航することがしばしばである。農業という産業 特性とともに、国家間の経済的・政治的・文化的差異が、そこに集約されやすいからである。そのような環境下でアグリビジネスを遂行していくために最も重要なこと は、世界的な視野の中で、日本の農業のあり方を相対化しながら客観的に評価することである。
そのためには、日本農業の内部条件(生産能力) とそれ を取り巻く外部条件(環境)との関係性を客観的に把握することが不可避である。それによってアグリビジネス経営主体にとってのプラスの環境・マイナスの環境は何か、 主体の持つ強みと弱みは何かを相対的に把握することができる。本講義では、アグリビジネスに直接的な発展可能性を規定する外部条件が何か、アグリビジネスに直接的な内発的発展可能性を与える内部条件が何かを明らかにすることによって、グローバル経済下の日本におけるアグリビジネスのあり方について考察することにある。
また、本講義ではグローバル人材の育成を目的としているので、日本語と英語の併用による授業とし、英語での農業経営に関する用語を理解できるようになることを期待している。    
授業計画
内容
1オリエンテーション:前提的枠組
2経済・経営の基礎的要素:生産関数
3アグリビジネスの外部条件(macro)としての経済グローバル化:資源・商品の流動性
4アグリビジネスの外部条件(mezzo)としての都市化・過疎化:労働力移動と市場構造
5アグリビジネスの外部条件(micro)としての食文化:食の近代化と固有性
6アグリビジネスンの基本的枠組:人間は何を食べてきたか
7アグリビジネスの内部条件による農業類型:地域固有性
8アグリビジネスの内部条件による地域固有性と農業発展メカニズム
9アグリビジネスのための発展パラダイム①:フォーディズム
10アグリビジネスのための発展パラダイム②:ニッチズム
11アグリビジネスのための戦略的枠組①:垂直統合(6次産業化)
12アグリビジネスのための戦略的枠組②:水平統合(複合体)
13アグリビジネスのための発展基盤①:農業集落
14アグリビジネスのための発展基盤②:集落営農と農業法人
15総括:グローバル経済下におけるアグリビジネスと地域経済10次産業化
 
到達目標 国際的視座からアグリビジネスに関する知識を習得し、農業経営に関する英語用語を理解できるようにする。    
成績評価の方法 平常点(40%):毎講義時のアンケート
期末レポート(60%):アグリビジネスに関するレポート  
教科書 無し  
参考書・参考文献 小田滋晃・長命洋佑・川崎訓昭『動き始めた「農企業」』昭和堂、2013年。
トダロ&スミス『開発経済学 』ピアソン桐原、2010年。
絵所秀紀『開発の政治経済学』日本評論社、1997年。  
河村能夫『ACADEMIA特集「経済のグローバル化における食と農のあり方を探る」』No.152(全国日本学士会)2015年7月、pp.63。
上杉孝實・香川正弘・河村能夫共編著『大学はコミュニティの知の拠点となれるか』ミネルヴァ書房、2016年、pp.144。  
履修上の注意 ・メッセージ 学生とのコミュニケーションは基本的にメールによる。メールアドレスは以下のとおり。
yoshiokawamura@ad.ryukoku.ac.jp
メールの結果、必要に応じて直接会合の場を設定する。    
履修する上で必要な事項 「開発経済学」などで社会発展・近代化・工業化などの開発メカニズムの基本的知識を持っていることが期待されている。    
受講を推奨する関連科目 アグリビジネス論特殊問題、アグリビジネス戦略特殊問題    
授業時間外学修についての指示 本授業では農業に焦点をおいているので、「開発経済学」などで社会発展・近代化・工業化などの開発メカニズムについて独自に学習することを期待する。    
その他連絡事項  
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